俺様 海様 イケメン様
「高校卒業したら一人暮らししようと思ってる」
一人暮らし……?
「本当は転校もしたくねぇし、萌亜とも離れたくないんだ」
あたしだって離れたくない……。
「でも、まだ高校生の身分だし一人暮らしすんのは親父とか反対すると思う」
海……。
「だから、大阪行ったらめったに会えなくなるけど絶対会いに来るから」
海……。
「待っててくれるか?つーか待ってろよ」
こんな時まで俺様な海に、
あたしはどんどんはまっていった。
自分でも気づかないうちに、
なくてはならない存在で。
好きすぎて、
好きすぎて、
どうしようもなかった。