俺様 海様 イケメン様
「もーなんでよー」
「ちょっと思い出に浸ろうかと思って」
ニヤリッと笑った海は
こうゆう時は良からぬことを考えている時。
それに、
思い出に浸ろうかと思ってとか、海に合ってないし…。
笑うのを我慢しながら
海を見る。
「わかんねぇ?初めてあったのココじゃん」
え……?
「萌亜が案内しようか?って感じで言ってきてさ」
あ……
思い出した。
そうだ、
あの時も職員室に海が行くって言ってて…。
「警戒心なんてなく名前教えるし?」
「そ、それは」
「俺のこと1年って勘違いしてるし?」
「う……」
それを言われちゃうと
なんも言いかえせない…。
「でさー俺が萌亜のにせまってさぁ?」
またニヤリッと笑った海は、
あの時と同じように迫ってくる。