俺様 海様 イケメン様
「ちょ、海?なにしてんの?」
「ん?再現してる、みたいな?」
またニヤリッと笑った海は
あたしに顔を近づける。
こ、
これはまさか!?
「ま、今回は口だけどな」
またニヤリッと笑った海は、
あたしが反論する前に
ちゅっ☆
っとキスをした。
「そう、そのマヌケな顔に惚れたのかも」
「……はへ!?」
今、
マヌケって言った?
それに、
ほ、惚れた!?
「ばーか。先に教室行っとけ」
パチンッ☆
「ったぁ!海のばかっ」
「あ?俺様に言っていいのか?」
なんでデコピンするかなぁ?
おでこをさすりながら海を睨む。
職員室に行きかけた海は
あたしの方に戻ってきて、
耳元で
「クリスマス、覚えとけ」
ニヤリッと笑って職員室に向かって行った。