俺様 海様 イケメン様
「はあぁぁ」
深くため息をつきながら
3組の教室に向かう。
「萌亜ぁー!」
教室に入ると、
麗奈ちゃんが抱き着いてきた。
「ど、どうしたの?」
「泣きたくなったらいつでも言ってよね?」
よしよしとあたしの頭を撫でる。
え?
泣く?
「え?泣かないよ?」
「なに言ってんの!新倉がいなくなるって言うのにぃ」
あ、そうゆうことか!
納得したあたしは
麗奈ちゃんから離れて、
雅ちゃんとアヤちんの元に行く。
「おはよっ♪雅ちゃんにアヤちん」
「「おはよー♪」」
2人に挨拶すると、
変わってない席の後ろに座る山口くんにも挨拶をする。
「山口くん、おはよう!」
「おー!昨日はいっぱいシたか?」
ニヤニヤして聞いてくる山口くんに
戸惑っていると、
後ろから麗奈ちゃんのチョップが飛んできた。