夜行性 注意



少し 落ち着きを 取り戻した私を
優弥は ふわっと 抱きかかえ

自分の 部屋へと 連れて行ってくれた



―――


「 大丈夫か ? 」

ベッドに 背をあずけた 優弥の
足の間に 座らされた


―― コクッ

心配 させたくなくて 頷いた

「 無理すんなって 」

そう言うと また 後ろから
ギュッ と 私を 抱きしめた


― 涙が 溢れた


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