夜行性 注意



「 じゃあ 次 、俺が 答える番な 」

― コクッ
私は 小さく 頷いた



「 美香とは 別れた 」

「 … え !? 」
びっくりする私

「 やっぱ 無理だった … 」
「 そっか … 」

そう言って 私は 優弥の
手に 触れた


「 それから さっきの男 … あいつは
  俺の 部活の 後輩 。 ゴメンな … 」

ブンブンと 首を 横に振る

「 あいつ … 希穂の 事が ずっと
  好きでさ … 」

そうなんだ … 胸が苦しくなった




< 15 / 20 >

この作品をシェア

pagetop