僕は君のものⅡ

ガラッーーー・・・


「失礼します。」


先生は居なかった。そしてとりあえずイスに座らされた。

さっきまではお尻がかなり痛かったが、もうなんとも無い。


「あの、私なんともないんだけど・・・。」


「はい。知ってますよ。」


はい?
じゃあ、なんで連れてきたんだ?


わけが分からず困った顔をしてると、その男の子が問いかけてきた。


「先輩、僕のこと知ってますか?」


聞かれたが、・・・わからない。よく見てみるとかなりカッコいい部類に入ると思う。
隼人に負けてない。


「その顔はやっぱり知らないですね。はぁ、僕これでも有名なんだけどなぁ。」

そういうと大げさにため息をついてみせた。

< 23 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop