僕は君のものⅡ
ガラッーーー・・・
「失礼します。」
先生は居なかった。そしてとりあえずイスに座らされた。
さっきまではお尻がかなり痛かったが、もうなんとも無い。
「あの、私なんともないんだけど・・・。」
「はい。知ってますよ。」
はい?
じゃあ、なんで連れてきたんだ?
わけが分からず困った顔をしてると、その男の子が問いかけてきた。
「先輩、僕のこと知ってますか?」
聞かれたが、・・・わからない。よく見てみるとかなりカッコいい部類に入ると思う。
隼人に負けてない。
「その顔はやっぱり知らないですね。はぁ、僕これでも有名なんだけどなぁ。」
そういうと大げさにため息をついてみせた。