僕は君のものⅡ

「翔、謝らないで。私は翔に出会えて本当に嬉しかった。毎日が楽しかった。」

翔は泣いていた。

前に翔がしてくれたように、私は涙をすくいあげた。

「それにちゃんと私のこと考えてくれてたんだって実感できたから。」


「香織、ありがとう。」

彼は私の目をまっすぐ見てそう行った。

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