不朽花
〔高一 春〕
《高一 初日》
「オッハヨ~!さっくら!」
「あ、おはよー!春休み何してた?」
「彼氏とデート三昧♪咲良は?」
「私は…家でゴロゴロしてたよ」
「そうなんだー」
家でのんびりしてる暇なんてないよ。
一応将来の事を考えてバイトしてるに決まってんじゃん。
両親が死んだときの保険金がまだ一回も使ってないからいっぱいあるけど、もしものときのために残して置いていてる。
私は両親がいないことも話してない。
ましてや誕生日さえも教えていない。
その話題の話になったら適当にはぐらかす。
誕生日プレゼントとかめんどくさいし。
教えているとすれば、吉永咲良という名前だけだ。
「咲良~!おはよ~!」
「郁美!おはよう」
「お、咲良じゃん!オッス咲良!」
「あれ?タケちゃん!おはよう」
……うざい。
めんどくさい。
つか馴れ馴れしいんだけど。
そんなこんなで入学式が始まった。
この学校はちょっと変わってて、入学式が終わったらクラス順が見れる。
サボり防止のためだろう。
「皆さんは今日から本校の立派な生徒です!これからは高校生という自覚をもち、……」
お決まりのパターン。
でも他の奴らも私と同じことを考えていると思うと虫ずが走る。
だから私はわざと校長の話を真剣に聞いた。
入学式も終わり、クラス順が張り出された場所へ向かった。
私のクラスは……
3組か……。
8クラス制って……
結構多いな……。
同じクラスなのは……、
「咲良~!うちら同じクラスだよ!!やったね♪」
……こいつとか…。
「ね!超ラッキー☆」
「あとね、ミッツーもタケちゃんもサッチもコタもおんなじなんだよ!」
「結構固まったね~。女子は?」
「うちらだけ……。でも、一番仲いい咲良と一緒になれてよかった♪」
は?
仲いいと思ってんのそっちだけだから。
勘違いしないでよ……。
「ね!うちも奈々と一緒になれてうれしいよ」
「マジ!?ありがとう♪」
んな訳ないじゃん。
騙されちゃって……
バカみたい。
「あ、おはよー!春休み何してた?」
「彼氏とデート三昧♪咲良は?」
「私は…家でゴロゴロしてたよ」
「そうなんだー」
家でのんびりしてる暇なんてないよ。
一応将来の事を考えてバイトしてるに決まってんじゃん。
両親が死んだときの保険金がまだ一回も使ってないからいっぱいあるけど、もしものときのために残して置いていてる。
私は両親がいないことも話してない。
ましてや誕生日さえも教えていない。
その話題の話になったら適当にはぐらかす。
誕生日プレゼントとかめんどくさいし。
教えているとすれば、吉永咲良という名前だけだ。
「咲良~!おはよ~!」
「郁美!おはよう」
「お、咲良じゃん!オッス咲良!」
「あれ?タケちゃん!おはよう」
……うざい。
めんどくさい。
つか馴れ馴れしいんだけど。
そんなこんなで入学式が始まった。
この学校はちょっと変わってて、入学式が終わったらクラス順が見れる。
サボり防止のためだろう。
「皆さんは今日から本校の立派な生徒です!これからは高校生という自覚をもち、……」
お決まりのパターン。
でも他の奴らも私と同じことを考えていると思うと虫ずが走る。
だから私はわざと校長の話を真剣に聞いた。
入学式も終わり、クラス順が張り出された場所へ向かった。
私のクラスは……
3組か……。
8クラス制って……
結構多いな……。
同じクラスなのは……、
「咲良~!うちら同じクラスだよ!!やったね♪」
……こいつとか…。
「ね!超ラッキー☆」
「あとね、ミッツーもタケちゃんもサッチもコタもおんなじなんだよ!」
「結構固まったね~。女子は?」
「うちらだけ……。でも、一番仲いい咲良と一緒になれてよかった♪」
は?
仲いいと思ってんのそっちだけだから。
勘違いしないでよ……。
「ね!うちも奈々と一緒になれてうれしいよ」
「マジ!?ありがとう♪」
んな訳ないじゃん。
騙されちゃって……
バカみたい。