〜色物語〜世界に散らばる゙色々"な゙物語"
冷静になれば
キラはこんな夜中に海にいる
なぜ?
どうして一人なの?
どうしてそんな儚げな瞳をするの?
それに、ウォルターナって……
私は疑問が沢山浮かんできた
こうゆうときは、全部聞こう!!
『ねぇ、キラ?』
『なに?』
『なんで、こんな夜中に
一人で海にいるの?』
なんて応えるんだろう
私はドキドキしながら
応えを待った
『俺がものずきな人間だから』
………はぁ!?
『多分アリアのことだから
‘どうしてそんな儚げな瞳をするの?’
とか思ってんだろ?』
ゔ……図星
『あ、図星?(笑)』
『ち、違うって言ったら嘘になるけど……
まだもう一個疑問あるし!!』
あ、自分で言っちゃった
『ふーん、どんな疑問??』
………これは言うべき、だよね?
『あ、あのさぁ。ウォルターナって
どっかで聞いたことがあるんだけど……』
そう。ウォルターナってどこかで
聞いたことがある
確かではないけど、昔お母さんが
なんか、言っていたようた……
そんな思い出を廻っていると
キラが口を開いた
『もしさぁ』
『……なに?』
『もし、俺が……』
『俺が?』
『ウォルターナ国第三王子
って言ったらどうする?』