毎朝、バス停で。

俺は告白なんてしたことはない。
気づいたらされる側になってたんだ。

それなのに「わかってる」なんて
力哉に言ってしまったからには
もう後には引けなくなってしまった。

言わないと…

「言わないなら、
 俺が亜由チャンに告るぞ?」
突然、力哉が言った。

…やっぱりそうなるのか。
あいつは、そんな気がないのに
俺を挑発してくる。
悪気が全然ないことも知ってる。







言うしかないよな。
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