神の使者
どんなに嫌な事があっても、達也の明るい笑顔を見ると嫌な事も忘れて元気になれる。なのに、達也は事故で死んでしまった。
達也のお父さんは達也らしい最期だって言ってたけど、私を置いて行くなんて酷い。私はもっと達也と居たかったし、達也と結婚もしたかった。今だってこんなにも愛してるのに、何で達也は私を置いて行ったの。
数日前に親友の翔梧君から告白されたけど、付き合う事は出来ない。翔梧君も優しい人だけど、私はまだ達也が好きで、達也の死を受け入れる事が出来ない。
「どうしたらいいの…達也」
達也、いつもみたいに助けに来てよ。いつもみたいに明るい笑顔で私の不安を消し去ってよ。
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