Home My School~ホームランの約束~
そして夜



言われた通り先生の部屋に行った



「なーに、先生?」



私が部屋に入ったとたん先生が部屋の鍵を閉めた。



「何で鍵閉め……」



言いかけた途端、先生が後ろから私を抱き締めた。



「せん……せぃ?」



「そら……」



何が起こったかわからない。ただ……ただ私の心臓はドキドキしていた。



「宙、俺、どうしていいかわかんねぇよ」



「え……?」



「もうさぁ教師辞めてぇよ」



「何いってんの?」



「だって俺、プライベートと仕事を両立出来ねぇんだ。今日だって生徒にあたっちゃうし。」



「そんなことないよ。先生はみんなから人気だし、いい先生じゃん」



先生は抱き締める手を緩めようとしない。



「でも……俺ダメダメだよ。やっぱり」



「そんなことない」



「じゃあ宙は俺のこと好き?」



そんな質問をされた私の心臓の鼓動はピークに達する



「好きだよ。みんな先生のノック大好きだし」



「じゃなくて、普段の俺のことは?」



「……好きだよ。」



「はぁ、もうダメだ俺。自分をコントロール出来なくなってる」



「今日どうしたの?」



「ごめんな。でもしばらくこのままでいさせてくれないか?」



「うん。」






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