Home My School~ホームランの約束~
挨拶が終わって俺は早足で職員室に向かおうとした。しかし後ろから
「広崎せぇーんせい!」
きっ、霧島先生だ
「な、なんですか?」
「広崎先生、俺にはお見通しなのさ」
「な、にが?」
すると霧島先生は誰にも聴こえない小さい声で言った
「五十嵐宙となんかあるだろ?」
やっぱり……
「な、な、何にもないですよ」
「もう言い訳いいからさぁ、誰にもいわないから教えてよ」
「……。」
もう霧島先生は完全に気付いてる。ここで言い訳してももう無理だと俺は悟った
「広崎先生今日の夜、空いてる?飲み行きましょうよ。そこでじっくり……」
「あぁ……はい」
俺は霧島先生にだけ話すことにした。別にバレてもやましいことはないし。
……と言えば嘘になるかぁ
取りあえず宙に相談しよう