Home My School~ホームランの約束~


「そうか。じゃあ俺の案をチームのみんなに伝えてくれるか?」



「はい!」



「当日はいつもと同じ体形で。宙がいないセカンドには……楢崎に入ってもらう。最近調子いいから、なぁ楢崎?」



「え、あっはい。」



「あとはとにかくソフトボールを楽しむこと。エンジョイ ソフトボールだ。」



「それ……だけですか?」



「こうなったら、もうなんでもいい裕平先生に任せたから。」





先生はそれだけ言うともう帰れって言った。


『ソフトボールを楽しむこと。』その言葉に私たちは勇気づけられた。









そして大会当日。



結果は一回戦敗退。



だけど先輩たちは楽しんでプレーをしていた。試合が終わった直後はみんな泣いてたけど最後はみんなで笑って写真をとったんだ。



その写真を先生にみせると、さすが俺のチームだって言って笑ってた











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