らっく!!~番外編~

















何度も何度も絶頂に達せられた


『凪…っ…』


ギシッとベッドが揺れる


「や…あ…っ…」


体は限界で今にも意識が飛びそうだ


『お前は俺のものだ…』


匡人は私の頬に手を置き自分の方に向かせた


『ほら言えよ。今、目の前でお前を抱いてるのは誰だ?』


私はうっすらと目を開いた


「…まさ…と…」


『聞こえねー』


ホントは聞こえてるくせに…っ…


「…まっ…さと!!」


『もう一回』


催促する間も手を休めない


意地悪っ…


「まさとっ!!」


『足りねー』


ギュッとシーツを握りしめる


「匡人!!」


私は熱に浮かされたように匡人の名前を呼び続けた



< 54 / 76 >

この作品をシェア

pagetop