EIGHT8
7 LOVE
「兄ーちゃーん!!」
「うるさっ!なに!?」
「う・・・うか・・」
「なに言ってんの?え?てか、なんで泣いてんの?」
「受かったのー!!!」
「は?・・・えぇえ!?」
「私が!8人目のメンバー!!」
「「・・・」」
「「やべー!!」」
とりあえず、
一番近くにいたお兄ちゃんに言った。
自分のことのように喜んでくれて、
自分のことのようにテンパってた。
「か、母さんに電話!それから、近所の人に自慢!」
「自慢はまだしなくていいから!とりあえず、落ち着いて」
「あ、あぁ」
吸ってー吐いてー深呼吸。
「じゃあ、改めて。合格おめでとう」
「ありがとうっ」
「今日は、ご馳走だなっ」
お兄ちゃんの作った、たくさんのご馳走を吐くほど食べて、この喜びを噛み締めた。
(夢じゃないことを確認するために)