その距離、3歩ぶん。



生徒会長さんの話が続く


その間、あたしは
ドキドキしっぱなしだった



生徒会長さんの話が終わり
解散となった



あたしが席を立とうとした瞬間…


「入学式のとき、ぶつかった子だよね。あのときは本当にごめんな!」


あたしの目の前には
市ノ瀬彼方先輩…



「大丈夫です!こっちこそごめんなさいでした…」

やばいっ
なんか変な話し方に
なっちゃった!


あたしが心の中でそう思ってると…


「ははっ、やっぱりかわいいな!俺は市ノ瀬彼方。これからよろしくな!」

そう言った彼方先輩は
すごくキラキラしてて…


こんなちいさなことだけど
あたしはすごく嬉しかった






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