友達の距離
「ん゛ーーー!!」



自由になった左手でコウさんの両肩を押し返すけど・・・。


まったく意に返さないようで


視界の端で見えた表情は微かに微笑んでいた気がした。




「コウ?!

なにやってんだ?!」


パチンと音がして灯りに光がともる



突然の光に目がちかちかした。


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