俺様彼氏とお嬢様2
「まじで?」

「うん…。
 すごく可愛い子。」



敵わないよ…あんな子には。



「涼に確かめよう。」

「慶ちゃん!?」



引っ張られて行く。



戻ってきちゃった。



「栞っ!!!」



ぎゅ



「りょ…う。」

「お前勘違いしてる。」

「涼。ちゃんと話せ。」

「慶吾…。」



それから話してくれた。



勝手に婚約者と決められて
いたこと。



あの子のことは好きじゃないってこと。



涼の家がすごいとこの会社を
持ってるってこと。



「全部うそじゃない。
 信じて…くれる?」

「しぃちゃん。
 信じてやって?」



そんな目で見られたら
怒れないじゃん。



「うん。」




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