俺様彼氏とお嬢様2
「しお…りっ。」

「こんなんで離れるんだったら
 とっくに離れてるわよっ。」

「そうだな…。」



栞は強くなった。



「ねぇ涼?」

「ん?」

「ずっと一緒にいてね?」

「んなの当たり前。
 てかそれ俺のセリフだし。」

「ふふ♪」



栞から俺が離れるわけねぇ。



ありえねぇ。



「栞。」

「何?」

「愛してる。」

「っ////」

「本気で…愛してる。」

「りょぅ…。」



その時が来たら言う。



ちゃんと俺の言葉で。



精一杯の気持ちを…伝える。



それまで待っててな?




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