俺様彼氏とお嬢様2
「涼…ありがとな?」

「おぅ。
 雄サンキュ。」

「おぅ。」



俺らは。



卒業式に向かった。




「涼に雄っ。」

「栞ー。」

「どうした?」

「どうしたじゃないわよ!
 みんなアンタたち待ってる。」

「「はぁ?」」



まさかの。



俺ら最後の最後に
怒られた。



「お前らはほんとに…。
 ま、話は後でだ。
 行け。」

「はい。」

「はい。」



先生には最後まで
迷惑かけたな。



「えー、卒業生の
 みなさん。
 ご卒業おめでとうございます。」



って栞!?



もう泣いてんじゃん。



「君達の学年は、色々な
 個性を持った生徒が多く。
 教員一同、あなたたちが
 大好きです。」




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