俺様彼氏とお嬢様2
俺はそれからずっと栞の
傍にいた。



髪を撫でたり。



手を握ってたり。



「ん。」

「あ。わり…起こしたか?」

「りょ…ぅ?」



寝ぼけてんじゃん。



可愛いな。



「どうして…?」

「栞が心配になったから。」

「////」

「なぁに赤くなってんだよ。」

「だって…。」



そんな風にされたら…。



ぎゅぅ



「涼…?」

「栞…。」

「どうしたの?
 何かあった?」



何もねぇよ。



「急にこうしたくなった。」

「ふふ♪変なの。」



何でだろ。



気付いたら抱き締めてた。




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