好きなのに
倫子と大翔は隣に住んでいるが、最近はまったく会えていない。

倫子は帰宅部ですごい暇な毎日を過ごしていた。
高校の女友達とはあまり深い付き合いをしていなく、放課後や休日に遊ぶこともなかった。


「ただいま」

倫子が家に入ると、リビングから母親が出てきた。

「おかえり。
ね、ちょっとお隣にこれを届けてきてくれない?パパの出張先のお土産なんだけど、昼間誰もいなくて。きっと大翔くん、もう家にいるかもだしさ」
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