赤い狼 壱
塚…
皆、弱っ!
って、私が強いだけなのか?
まぁ、どうでもぃぃか。
――ピコピコピコ ドンッガンッダンッ タッタララララン♪――
「よっし!勝ったぁ♪」
勿論、勝ったのは私。
一人ルンルンな私に比べて皆は目が死んでる魚のよう。
連なんて
「はぁ…。俺の人生終わった…。」
とか言ってる。
…どんだけ私と寝たかったんだよ。
塚…
「連達は皆、顔がぃぃんだから私とじゃなくて他の女と寝れば良くない!?」
「それは駄目。」
…何が駄目なんだ!
連の言葉に不満で連を軽く睨む。