天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
『俺さ~全然っ話が読めねーんだけど?』
匡人は生徒会室の机に頬杖をついていた
「なんで…?」
私は尋ね返した
『その八頭って元彼がお前が歪むくらい酷いことをするように思えないから』
私は苦笑いをした
「そうかもね…」
私もそう思ってたもん…
『……話すのやめるか?』
私があまりにもつらそうに見えたのか匡人が気遣ってくれた
「大丈夫―…」
駄目なの…
匡人に真実を指摘されたから…
ずっと隠してたこと…
忘れようとしてたこと…
目を背けようとしていたこと…
きっと今でないと私は前に進めない…
「話を続けましょう…」