天使と悪魔のLOVEGAME【完結】



『ねぇ…今、ヒマ…?』


そのまま帰る気にもなれなくて街をぶらついてると寄ってくるのは女だけ


「ヒマだよ…」


理想と現実は違う…


所詮、俺に近づいてくるのは簡単に体を開く女だけだ


でも、丁度よかった…


こんな日はひとりになりたくない…











『んふ、あっ!!いいっ…』


お望み通りホテルに連れてくとあがる喘ぎ声


「もっと鳴けよ」


俺を満足させてみろよ


出来ないんだろ?


ひと通りコトを終えると、寝ている女を残し俺はひとりでホテルをでた


虚しい―…


誰かを抱いても絶対に満たされない…


中途半端に体が火照るだけ…


街には何百人っていう人間がいるのに…


誰も俺に見向きもしない


ネオンも街灯も俺の心の中までは照らしてくれない…


暗い…


空は真っ暗


なにひとつ照らしてなどいない…


ドンッ!!


突っ立っていると人混みに流されていた


誰か…


誰でもいい…


俺を見つけてくれ…っ…!!





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