天使と悪魔のLOVEGAME【完結】

『あんたそんな所に突っ立って何してんの…?』


相変わらず無愛想だけど…


「お前こそ何してんだよ?」


お前は


『バイト』


現れた―…


言われてみれば大原はどこぞの会社のジャケットを着ていた


『早く、帰れって言っただろ?』


「生活かかってマスカラ」


大原は俺に構わず、ティッシュの入った箱をあさり始めた


夕方の元気のない様子は微塵も見られない


何でお前なんだよ…っ…


『…っ凪…』


俺は気がつくと大原の体を抱きしめていた


嬉しかったんだ―…


見つけてもらえて―…


くだらないけど単純に嬉しかった…


安心した…


俺は大丈夫だって…


まだこの世界で生きていてもいいんだって言われたような気がしたんだ





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