天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
『ぶっさいく―…』
私は呆れる匡人をきっと睨んだ
「うっさい…」
もう…やだぁ…死にたい…
屈辱だ
もう匡人には絶対に逆らえない気がする…
『お前は殺されても死なねえよ』
シレッと匡人が理屈に合わないことをぬかす
「あんたにこれ以上泣き顔さらすくらいなら死んだほうがましよっ!!」
『気の小せえ女だなぁ…』
匡人はそう言うと抱きしめる腕を緩めた
自分で言うのもなんだけど、人選間違えた気がする…
なんで私ってば匡人の前でばっかり泣くんだろ?
泣きたい…わけじゃないのに…
きっとタイミングが悪いんだな…