天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
「うるさい、気が散る、でてけ!!」
『亜遊くん、継くん、織くん!!』
美弦はきゃあ――っ!!と3人に抱きつかれた
こいつら…っ!!
「人の話を聞け―――っ!!」
私の怒声に3人だけでなく、美弦まで目を丸くした―――…
『ったく凪ねぇは…ハイ、紅茶』
3人にブーブー文句を言われながらも、私は奴らを部屋から追い出した
美弦が来るといつもこうだ
実の姉の私より美弦に懐いてんだから…
『由吾がしっかり見張っとかないからでしょ。あんたも用が済んだなら出てって』
テーブルには由吾特製のケーキ
私達に試食して貰いたいらしい
『ハイハイ。凪ねぇは心置きなく海に行く計画でもたててクダサイ』
はぁ…?
『由くん、聞いてたの?』
美弦は不思議そうに首を傾げた