天使と悪魔のLOVEGAME【完結】


『それでもいいけど、お前は見ていかなくて良いのか?』


匡人は顎で外を示した


ここには様々な客層にあわせたお店がある


もちろん私みたいな普通の女の子でも楽しめるような


別にこれと言って見たいものはないんだけどな…


少し考えていると

『腹減らね?』

匡人が聞いてきた


その声に促されるように時計を見る


時刻は3時


俗に言うおやつの時間だ


匡人でもお腹が空くのか…


妙なところで感心していると頭を小突かれた


『サッサと決めろ』


お腹が空いた匡人はいつも以上に不機嫌だった


子供みたいっ!!


「何か食べに行こ?」


笑いを噛み殺していると匡人からさらに小突かれた―…



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