天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
「そういやあんた達は今日、なにしてたの?」
『海で遊んでた』
美弦はブスッと口を尖らせた
「だったらどうしてそんなに不機嫌なのよ…」
『だって…愁ってば女の人に声かけられてばっかりだったんだもん。私が隣にいるのにさ!!』
うわ~超ブサイク…
怒った美弦の顔は恐ろしいことになっていた
「仕方ないんじゃない?高屋先輩に落ち度があるわけじゃないし…」
『それでも嫌なの!!』
私のフォローもきかないらしい
『好きだから…嫌なんだもん…』
白いカバーのクッションに顔を沈める美弦
いいよな…美弦は…
美弦がどんなに心配したって高屋先輩は美弦しか眼中にない
私もそうありたかった―…
美弦といるといかに自分が汚いかということを思い知らされる
お金次第で簡単に男に体を開く――…
汚いな―…