天使と悪魔のLOVEGAME【完結】


注文したコーヒーを啜りながらずっと疑問に思っていたことを尋ねる


「ねえ…あのジグソーパズルホントにもらっていいの…?」


あのジグソーパズル実を言うと2万円もする


匡人にとってはなんでもない値段だとしても、ただの先輩後輩の間柄でもらうには高価すぎる


『疑り深いな…。今更返せなんて言わない』


「でも…」


なお食い下がろううとすると匡人はニヤッと笑ってこう言った


『礼なら体で払ってもらうぞ?』


「ふざけんな!!」


『ふざける?俺がいつふざけてたんだよ?』


とぼける匡人の頭にコーヒーをぶっかけたい


「もういい!!」


こんなやつに遠慮なんてしていた自分がバカみたい…っ…!!


早く時が経ってしまえ!!


しかしこういう時に限って時計の針は進まない


お互い話すこともなく、ただ黙ってコーヒーを飲む



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