天使と悪魔のLOVEGAME【完結】


「わざわざありがとうございましたっ!!」


家の前まで無事に送ってもらった私は会長に向かって無愛想に吐き捨てた


『礼くらいまともに言えよ…』


はいはい。まともね?


「忙しい東城先輩の手を煩わせてすいませんでした―。」


『変わってねえよ。』


会長は的確な突込みを入れた


会長にお礼を言わなきゃいけないなんて、屈辱以外の何でもない


くっそう――っ!!


紘一さんのバカ――っ!!


よりにもよって会長をよこすなんてっ!!


私はそのまま門の前で頭を抱えてしまった


どうにかこの場を切り抜けるいい手はないものか…っ!!


そんなことを考えている内に会長が口を開いた


『そんなにあの男が良かったか…?』


会長の切れ長の目が私の瞳を捉えた


「は…?なに言ってる…」


会長は私の顔をいきなり持ち上げた


そして…





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