天使と悪魔のLOVEGAME【完結】


「頭…いてえ…」


完全に二日酔いの頭を抱え、顔を洗う


結局、朝方まで酒を飲んでから部屋に戻った


あのまま別れたので念のため凪が部屋にいるのかを確認した


寝てる…


すやすやと寝息をたてている…


凪は体を小さく丸めてベッドの上で寝ていた


「凪…」


なあ…どうしたらお前の瞳に映ることが出来る…?


俺のものになれよ


早く…


一刻も早く…


この渇きを潤して欲しい


凪の体にかかっていた毛布に触れる


どうせ嫌われてるなら…


何もかも壊してしまえ―…










……一度はそう思った


俺は毛布から手を離し自分の部屋へと戻った


きつく眼を瞑る


早く、眠りに落ちたかった――…



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