天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
『それくらいどーでもいいだろ?それじゃ俺はでかけてくるから』
匡人は空になったペットボトルをゴミ箱に捨てた
「こんな時間にどこ行くの…?」
時計の針は既に11時を回っていた
『……散歩』
嘘をつくならもっとましな言い方をすればいいのに…
「散歩ってこんな時間に?」
私は立ち上がって匡人を見据えた
『行きたくなったから』
「じゃあ私も行く」
『はあ!?』
「散歩なんでしょ?ひとりじゃつまんないし、ついてく」
確信がある
匡人は何か隠してる
『お前は大人しく寝ろ』
「いいじゃない。ほら行こ!!」
私は匡人の腕を引っ張った
『よくねえっつーの!!』
クルッと視界が反転する
私は匡人にベッドに押し倒されていた