天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
「大原っ!!」
先ほどのように手を掴む
『もうっ!!なんですか!!』
イライラと声を荒げる大原
「駅は反対方向…。」
バカじゃねえの…?
「お前…飛び出すのは勝手だけど迷うなよ…」
呆れて物が言えなくなりそうだ…
『スイマセン…』
大原は恥ずかしそうに俯いた
「ほら、行くぞ。」
俺は歩き始めた
最初から素直に従ってれば良かったんだよ
俺に反発しようとするなんて百年早い
素直に俺の後ろについて来る大原の姿を確認し、再び前に視線を戻した―…