天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
『わざわざありがとうございましたっ!!』
大原を家の前まで送ってやるとそう言った
どこまでも愛想のない様子を見て、俺もイラっときた
「礼くらいまともに言えよ…」
あの男には笑いかけてて、何で俺には出来ないんだよ!?
『忙しい東城先輩の手を煩わせてすいませんでした―。』
「変わってねえよ。」
そう言うと大原は頭を抱え、唸り始めた
何でだよ…
まともに礼も言いたくないくらい嫌か…?
俺の方が何倍も金は持ってるし、顔も悪くない
だったらお前も他の女みたいに俺にひざまづけよ
「そんなにあの男が良かったか…?」
俺よりも…?
『は…?なに言ってる…』
俺は次の瞬間には大原の唇を塞いでいた