天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
《安心しなよ。
“あいつ”はバイトがあって来られないって言ってたから。》
「そう…」
加菜の言葉にホッと胸をなで下ろす
《凪…いい加減吹っ切ろうよ~。あいつだってあんなに反省してたじゃん。》
「加菜、同窓会には行くよ。」
私はそう言うと電話を切った
これ以上…聞いていられなかった―…
私は携帯をテーブルに置き、ベッドに仰向けに倒れた
目を塞ぐように腕をおく
やめてよ…っ…!!
私がどんな想いでいたかなんて知らないくせに…
勝手なことばかり言わないでよ!!
『凪ねぇ~電話終わった~?』
私はそいつの頭にボスっと枕をぶつけた
「ノックしろっていつも言ってるでしょ!?このタコ!!」
ああ腹が立つ!!