天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
『な~ぎ~!!』
私が同窓会の会場に着くなり、加菜は大声で叫びながら手を振った
「久しぶり。」
加菜の横には1年半振りに会ったかつての同級生
『大原じゃ~ん!!お前、相変わらずだな~!!』
「大沼も相変わらず加菜の尻に敷かれているようで。」
加菜の彼氏である大沼はがくっと肩を落とした
『大原の毒舌が一番効く…』
「真実でしょ?」
私はテーブルを挟んで加菜の前に座った
「他の奴らは?」
会場(といってもただのファミレスだけど)には私と加菜と大沼しかいなかった
『もうすぐ来るよ♪』
加菜がそう言うと入り口から団体さんが到着した