天使と悪魔のLOVEGAME【完結】


『凪…怒った…?』


加菜は私の顔色をコソコソと窺った


「怒った」


私は持っていたジュースを飲み干し、グラスを置いた


八頭が来るなんて聞いてない!!


『八頭がくるって言ったら、凪は絶対来ないでしょ?
畑野が大原には八頭はこないって言えって…』


つまり…八頭はバイトで来ないんじゃなくて、バイトで遅くなるだけだったのね…


話の種になっているとうの八頭は楽しそうに畑野と大沼に絡んでいた


馬鹿みたい…


私ばっかり意識してる…


あいつにとって3年前のあの出来事は笑って話せるくらいどうでもいいってことよね?


苦しい―…


八頭のことが好きだった分だけあの時のことが忘れられない…


それが苦しい…


「加菜、私帰るね…」


『えっ!?凪?ちょっと!!』


私は加菜が止めるのも聞かず、店から出て行った





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