天使と悪魔のLOVEGAME【完結】


『凪!!』


名前を呼ばれて振り返る


そこにはやっぱりあいつの姿


「八頭…」


背が伸びたね?


私と大して変わらなかったのに…


あの頃に比べたら随分、垢抜けていい男になったんじゃない?


頭の中ではいくら言えたって口から出ていかないのはどうして何だろう…?


『俺…どうしても、凪に謝りたいんだ…』


「私は…謝って欲しくなんかない…っ!!」


今更何を謝るっていうの!?


『凪!!話くらい聞いてくれよ!!』


「聞きたくない!!」


私がそう言うと八頭はおもむろに私の肩を掴んだ


『凪!!俺はまだお前のことが…っ…!!』

ねえ…?


お願いだからその先を言わないで!!


私は目をぎゅっと瞑り、耳を塞いだ





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