天使と悪魔のLOVEGAME【完結】


『匡人様~!!小夏(コナツ)も構ってぇ~!!』


「七瀬(ナナセ)さん、離してくれないかな?」


俺の背後から抱きついてきた女は今度は腕に絡みついた


『匡人様ったら大原さんに構ってばかりでつまんないだも~ん!!』


俺は気づかれないようにため息をついた

「仕事しようか…」

「そうですね」


大原も簡単に同意した


まとわりついてくる小夏を追い払いながら俺は黙々とキーボードを叩く


うぜえな…


寄るなよ…


七瀬小夏は俺の1つ下、つまり大原と同級生


明らかに俺目当てだってことが見え見え


学校の女に手を出すとくだらない噂がたつから俺は絶対に小夏には手をださない


それを知らずに小夏は呼んでないのにうろちょろ…


……ストレス溜まる…




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