天使と悪魔のLOVEGAME【完結】



『お疲れ様でした~』


「お疲れ」


生徒会員は次々と雑務を終え、自宅へと帰っていった


『会長、私もそろそろ失礼します』


大原はそう言うと作りかけの書類の束を無造作にカバンに押し込んだ


「お前も帰る気かよ…」


見ろよ


まだ残ってんだろ?


『こっちは生活かかってるんですから。それとも会長が私の代わりにバイトをやってくれるんですか?』


大原は偉そうにため息なんぞをつきながら腰に手をあて言い放った


「遠慮しとく」


俺は黙って書類に目を通し始めた


大原はさっさと生徒会室から出ていった


結局、俺ひとりかよ…


生徒会室には俺以外誰も残っていなかった――…





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