天使と悪魔のLOVEGAME【完結】



30分後―…






『めんどくせぇ…』


うんざりするくらいの数の書類の束は一向に減らない


俺はバサッと書類を机の上においた


『俺も帰るか…』


残りの書類は明日、大原にやらせる


そう心に決めると戸締まりを確認し、俺はひとり生徒会室をでた――…










靴をはきかえ外にでると、辺りはすでに真っ暗だった



時計を覗くとすでに8時を過ぎている


はあっとらしくもないため息がでた


最近…


おかしい…


イライラする


特に大原の言動に対して過剰に反応してしまう自分に俺は気づいていた


きっとこの苛立ちの原因はあいつの性格にある


あいつは唯一、俺に屈しない


俺に媚びない


ひざまづかない女…


俺がこの世で最も嫌いなタイプの女だ





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