天使と悪魔のLOVEGAME【完結】
「なあ…あの男ってお前のなに?」
大原の耳に顔をよせ囁く
「答えろよ…」
答えるまで逃がさない
『あ、あの男って…?』
大原は戸惑ったように聞き返してきた
「お前の元彼ってやつ…」
そう言うと大原の体は硬くなった
『だから…ただの元彼で…「嘘だな」
ただの元彼だっていう説明で俺が納得するわけないだろ?
「前々からおかしいと思ってたんだよ。お前、玉の輿狙ってるって言ってたよな?」
『だったらなによ!!』
大原はイライラと語気を強めた
「お前は要領もいいし、頭も悪くない。玉の輿なんて真似しなくても自分で金を稼げるだろ?」
大体、誰かに頼るなんて大原のプライドが許さないはずだ
「お前は本当は何がしたいんだ?」