最愛
「どうも!初めましてミホです」
「初めましてナツです!」
「おっ!可愛いね君たち
いつ入ったの?」
サラリーマン風の二人は
もう飲んできたのか かなりニコニコの テンション↑↑アゲアゲ
「最近ですよ☆」
こちらも 向こうのテンションにあわせて お話を続けた
私の 隣が たつやさん
ナツの隣が ひろさん
二人は 会社が同じく かなりの付き合いで
仲がとてもいいらしい
私は たつやさんと他愛な話しをした
いつものようにしている
そう いつものようにしているはずなのに
なぜか たつやさんの話が耳に入らない
「あれ?聞いてる?」
「もちろん!聞いてますよ」
ヤバい
話しを聞いていなかったなんて言えない
「でさ~………」
良かった…バレてないみたい?
ちゃんと話を聞こう
聞かなきゃ…
うん うん と相づちをうちながら 聞こうとするが耳に入ってこない
そして視線は 自然と楽しそうに話す ひろさんとナツのほうへ…