最愛



「ミホさん
お願いします~」


Boyからの指示


え?ミホ?
私か!


「すみません
失礼します
ごちそうさまでした!」


もらった飲み物を飲み干し 乾杯して
席を立った



ヒロさんか…


「1卓お願いね
ミホちゃん」


「わかりました」


ナツとヒロさん楽しそう…

自然と二人を見てしまう


なんか嫌だ


なんなんだ この気持ちは…


お化粧直しをして 1卓についた



「失礼します」


「あっ!ミホちゃんだ
お久しぶり」


うわっ!でた


あ…人をお化け扱いしちゃったよ


「お久しぶりです
ナオトさん」


あちこちのお店へ行くナオトさんは
ちょっとしたとこのお坊ちゃん


「ねぇ~
ミホちゃん今度は ここで働いてるの~?」


ニヤニヤして話してくるナオトさん

この人苦手


すごくわがままで ちょっとしたことですぐ怒るから
慎重に 接客をする


「はい
ここで働くことにしました
ナオトさんは よく来るんですか?」


ニカッと笑って
うん!と頷くナオトさん

それからは もう ナオトさんの 自慢トーク


いつものことだ
どんだけ自慢したがるんだか


ふと3卓を 見ると ナツとヒロくんが ケータイのアドレス交換をしているようだった



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