最愛
「本日もバタフライにお越しいただき誠にありがとうございました
またのご来店を従業員一同 心よりお待ちしています」
結局 ラストまで飲んでた タツヤさんとヒロさん
「ミホ~どうかした!?
ボーっとしちゃってさ」
ナツに 妬いていた
でも相手は ただのお客さん
別にナツと番号交換してもおかしくない
でも…
「あのお客さん
軽そうだから気を付けなよ?
同伴なんてしたらきっと危ないよ?」
言っちゃった
どうしてこんなこと!!
関係ないのに…
この時は まだ『恋』だなんてわからなかったんだ
「わかってるよ!
でもいい人そうだったね
てか帰ろ!」
「うん」
帰ってから ナツは 連絡とるのだろうか…
なんだか 心がモヤモヤしたんだ
この時点で 私は 彼に引かれていた
好きと気付いたのは もう少し後