年下のきみ
言われるがまま私はテツの隣に移動。


「何かDVDでも借りてくれば良かったかな?」

『テツといっぱいお喋りしたいから、いい。』


テツはちょっと照れていた。


他愛もない話でも、何だってテツと話したい。


「先輩、明日どっか行く?」

『テツ、そろそろ先輩ってやめない?』

「えっ?」


テツはあんまり気にしてなかったみたいだけど、

私は名前で呼んでほしかった。
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